ギリシャには口笛で会話できるアンティアという村がある?※動画あり※
「2500年前のツイッター。口笛で会話するギリシャの村。エヴィア島 アンティア」より引用
突然ですが、あなたに質問です。あなたは人と口笛だけで会話することができますか?
絶対にできないですよねw
でも、実はギリシャにある人口40人ほどしかない「エヴィア島 アンティア」という村人たちは口笛だけで会話ができるんです!しかも、2500年前から口笛だけで会話することができたんだとか!
今回はそんな、所ジョージさんの番組「1億人の大質問!?笑ってコラえて!」でも紹介された口笛で会話する村人たちの驚きの能力や文化について見ていきたいと思いますので、ぜひチェックしてみてください!
口笛だけで実際に会話している動画
「口笛だけで会話できるなんて無理に決まってるだろ」と思ったあなた…この動画を見てください!本当に会話ができちゃってるんです!
いかがですか?すごいですよね!本当に口笛だけで会話ができちゃってますw
このアンティア村の口笛言語は現地の言葉で「sfyria」と呼ばれているそうです。ギリシャ語の口笛を意味する「sfyrizo」から生まれた言葉と言われてます。
実は、この村人たちも「なぜ口笛言語が生まれたのか?」の真相を知っている人はおらず、みんなそれぞれ違う意見を言っているみたですw
ある人は「敵に気づかれないように会話するため」とか、またある人は「口笛で危険を知らせるため」だとか…このように、村人に聞いてもみんなバラバラw
ギリシャにあるエヴァィア島アンティアとはどんな村?
「2500年前のツイッター。口笛で会話するギリシャの村。エヴィア島 アンティア」より引用
そんな起源がわからない口笛言語ですが、世界に知られるようになったのはある偶然の出来事がきっかけです。1969年にアンティア近くの山に飛行機が墜落して、それを捜索に来た捜索隊の人が偶然にも口笛言語を耳にしたことが世界に広まるきっかけだったんだとか。
なので、もし飛行機が墜落してなかったら今でも口笛言語があるなんて世界中の誰も知らなかったかもしれないということになっちゃいますね…
現在、アンティア村は人口減少が問題になっていて、数十年前までは250人ほどいた村人が37人まで減ってしまったんだとか…
なので、その偶然がなかったら口笛言語が世に知られる前に消滅していたかもしれませんね!
また、この口笛言語はかなり遠くにいても会話することができるらしく、谷を挟んだ4km先でもはっきりと聞こえるし、叫び声の約10倍の距離まで届くらしいです。アンティア村は携帯いらずですね…
でも、村人全員がこの口笛言語を理解できるわけじゃないみたいです。「ヤギ飼い」「山腹で畑仕事をする村の農民」の人たちだけだそうです。あと、その人たちから伝授された子供たち。
人口が減少した今は、たったの6人しか口笛で会話することができないそうです。
1965年あたりから水道、ガス、電気が通り始めた
今から約50年ほど前の1965年に初めて電話が村に設置されたので、それまではみんな口笛で会話するのが当たり前だったそうです。
それから徐々に電話へ移行して行き、口笛で会話できる人が減ってきたんだとか…便利なものもいいですが、素晴らしい文化を無くしてしまうこともあるんですね…
そして、村の若い人たちは勉強などのために次々と村を出て行ったんだとか。なので、今アンティア村に残っているのはほとんどおじいちゃんやおばあちゃんだけらしいです。
でも、そんなアンティア村にはこんな素敵な話もあるんですよ。
村で唯一の茶屋の女将のケファラスさんは、口笛にまつわる童話のような恋の話も聞かせてくれた。
「ある夜、一人の男が羊の放牧の途中で雪に降られた。彼は口笛の音のおかげで、今どこか山の奥深くで、アンティア村の美しい少女がヤギの放牧をしているのを知っていた。そこで彼は洞穴を見つけ、火を起こした。そして『暖まりに来なよ』と口笛で呼びかけた。少女はやってきて、2人は恋に落ちた。これは私の両親の話です」
「2500年前のツイッター。口笛で会話するギリシャの村。エヴィア島 アンティア」より引用
すごい素敵な話ですよね!胸がキュンキュンするというかなんというかw
やっぱり世の中便利になりすぎたらダメですね…不便だからこそ良いというか、知恵を絞って頑張るというか、いろんなドラマが生まれるというか…w
とか言いつつも、携帯も持ってるし、パソコンも持ってるし、こたつ大好きです。www
トルコのクシュコイという村の村人も口笛だけで会話ができる!
調査してみたら、ギリシャのアンティア村だけが口笛言語を使うのではないそうです!世界では70もの口笛言語が確認されているんだとか!
そして、トルコのクシュコイという村人も口笛だけで会話ができるようです!その動画がこちら!
この村は山岳地帯にあるので、家と家との間が結構遠いんだとか。だから、遠くにいても会話できるように口笛言語が発達したそうです。
また、トルコ語のアルファベット29文字を口笛で表現できるので結構いろんな会話ができるみたいですよ!日本語で言うとあ行〜は行くらいまでを口笛で表現できるということになりますね!
そうなると、口笛で言えないのは「ま行」「ら行」「や行」「わ行」のみということですので…
だいぶいろんな会話できそうですね!!!w
まぁ今は携帯があるので、これから日本で口笛言語が発達することは絶対にありえないんですが….
あと、メキシコのオアハカ州にあるマサテコ族の方々も口笛言語を使うそうです。この人たちは息子にトルティーヤのお使いを頼んで、すでに息子が遠くに行ってしまっていた場合に「あっトマト頼むの忘れてた!」なんて時は「トマトも買ってきて!」と口笛で伝えたりするらしいですよw
そう考えると便利かもしれないですね!私たちの息子が携帯を忘れてたり、電源が切れていた場合に使えますもんねw
私も口笛言語を第二言語として学ぼうかな…www