突然膝の内側が痛い!?原因や治療法は?ストレッチで腫れは引くの?
あなたは突然”膝の内側が痛い”という症状に悩まされたことはありませんか?そんなあなたのために膝の内側が痛い原因や治療法について解説していきます。
腫れが起きた時の対処法や膝の内側が痛い時の効果的なストレッチやサポーターなどについてもまとめていますので、ぜひ最後までご覧ください!
膝の内側が痛い原因は何?
膝の内側が痛いけど原因がわからなくて不安だという人は多いですよね…何かしらのサインがあれば原因がはっきりするので不安をあまり感じなとは思うのですが。
例えば、膝の内側をどこかにぶつけたとか運動をしている時に膝を痛めたとかですね。それらのようなサインがない方はこれから膝の内側が痛い時のよくある原因を紹介しますので、まずは自分の膝の痛みの原因を知ることから始めましょう。
膝の内側が痛い場合は「変形性膝関節症」「鵞足炎」「内側側副靭帯損傷」「半月板損傷」「疲労骨折」「O脚」などの原因で痛みが発生していることが考えれれます。
まずは「変形性膝関節症」についてみていきましょう。
変形性膝関節症
“変形性膝関節症”とは、膝にある軟骨がすり減ることによって関節内に炎症が起きて痛みが発生する膝の病気です。
これを発症する人は非常に多くて、厚労省発表のデータによると、なんと50代以上の日本人のうち2400万人に発症していると言われています。
特に、高齢者の方に多いとも言われている病気です。年をとればとるほど重力などによって膝の軟骨へのダメージが蓄積していくからです。
あと、激しいスポーツをしているスポーツマンにもよく見られる病気でもあります。以下のような症状を感じる方は変形性膝関節症の可能性を疑った方が良いでしょう。
動き始めるときに膝の内側が痛む |
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階段の上り下りで膝の内側が痛む |
膝がこわばる |
歩き始めで膝が横にぶれる |
しゃがみずらい |
鵞足炎
続いては “鵞足炎” です。あなたは膝の内側に「縫工筋」「半腱様筋」「薄筋」という三種類の腱が集まっていることを知っていますか?
この腱は太ももの筋肉と脛の骨をつなぐために必要な腱なのですが、この部分が医学的に “鵞足” と呼ばれているんです。具体的には、膝の内側で脛骨の上部に付着している部分のことを言います。
3つの腱が集まっている様子が “ガチョウの足” に似ていることからそのように呼ばれるようになりました。
この鵞足が日常的な動作などで膝を使うことによって、脛の骨と摩擦を起こして炎症を起こしてしまうんです。
でも、通常であれば、鵞足は摩擦を起こしたり、こすれたりするようにはなっていません。
常に摩擦を起こしたりこすれあるようにできていたら、人間はすぐに炎症が起きて長時間走ったりすることができませんからね。
では、なぜ鵞足が炎症を起こしてしまうのかというと、太ももの筋肉が疲労して硬くなることで、鵞足部が引っ張られて痛みが起きると言われています。
以下のような症状が現れている方は鵞足炎が原因で膝の内側に痛みが起きていることを疑った方が良いでしょう。
膝を曲げ伸ばしすると内側が痛い |
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膝の内側を押すと痛い |
膝に腫れや熱っぽさがある |
内側側副靭帯損傷
内側側副靭帯損傷はサッカー選手など “膝を曲げる動作” の多い競技を行っているスポーツ選手によく見られる病気です。内側側副靭帯とは膝が内側に入りすぎないように大腿骨と脛骨をつないでくれている靭帯です。
なので、膝を内側に曲げる動作の多いスポーツでは起こりやすく、また「膝の捻挫」とも言われているほどよく起きる膝の病気です。
あと、内側側副靭帯損傷になると痛みが激しいことでも有名です。なぜなら、痛みを感知する神経がたくさんあるからだと言われています。
以下のような症状があるときは内側側副靭帯損傷の可能性があります。
膝の内側を押すと痛い |
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膝に腫れや熱っぽさがある |
膝がグラグラして不安定さを感じる |
膝を動かすと激しい痛みを感じる |
半月板損傷
半月板損傷はあなたも名前ぐらいは聞いたことあるのではないでしょうか?大腿骨と脛骨の間にあるのが半月板で、膝関節への衝撃を和らげたり、安定させる役割があります。
膝の外側と内側にそれぞれ1枚ずつあって、内側の半月板が損傷すると膝の内側に痛みが発生してしまいます。スポーツ選手に多い病気ですが、一般の方にも起こりうる病気です。
半月板は年を重ねることで劣化していくので、負担が蓄積したりすると半月板損傷が起きてまします。以下のような症状がある場合は半月板損傷の可能性がありますので注意が必要です。
膝を曲げ伸ばしするときに違和感がある |
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膝の内側が慢性的に痛い |
膝に水が溜まる |
膝が思うように動かない |
疲労骨折
疲労骨折はスポーツ選手など激しい運動を行っている人に起こりがちな病気という印象がありますが、運動をしていない方にも起こり得る病気です。
小さな負担が蓄積していくことで骨にヒビが入ったりして、悪化することで疲労骨折が起こります。年を重ねることで骨がもろくなったり、運動をしないことで筋肉や骨が弱っていくことも疲労骨折が起こる原因です。
疲労骨折はレントゲンではっきりと確認できない場合が多いので、鵞足炎とまちがって診断されることも多い病気です。MRIをとればレントゲンよりも高い確率で発見することができます。
以下のような症状がある場合は疲労骨折の可能性があるとみていいでしょう。
膝を動かすと痛い |
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膝を動かしていない時は痛みがない |
膝が腫れている |
O脚
O脚は体に歪みを与えてしまいます。それが影響して膝への負担が増えると、膝の内側が痛いという症状が現れる場合があります。
O脚が原因で膝の内側が痛いのであれば、基本的にはO脚を治すことが必要です。
また、O脚になると膝だけではなく股関節など体のいろんな部分に負担をかけてしまうので、治しておいたほうが良い病気でもあります。
膝の内側が痛い時の治療法や腫れた時の対処法とは?
膝の内側が痛い場合、上で説明したようなことが原因で痛みが発生していることが考えれます。そして、いずれの原因に当てはまっていたとしても早めに治療することが大事です。
なので、膝の内側に痛みを感じた場合は、すぐに整形外科等がある病院で診察を受けることをオススメします。
この時、病院ではなく “整骨院” や “整体院” に行く方もいますが “根本的な原因を突き止める” ことが大事なので病院に行くようにしましょう。
なぜなら、病院であればレントゲンやMRIなどを駆使して膝の内部の状態なども確かめることができるからです。
“整骨院” や “整体院” では基本的に整体師の方々の触診や経験などから状態を診断するので、信頼できない整骨院などでは間違った判断をしてしまう場合があります。
時には整骨院などで「病院に行ってレントゲンを撮ってきてください」と勧められる場合がありますが、それなら先に病院に行った方が効率が良いです。
あなたが本気で膝の内側の痛みを取り除きたいのであれば、整形外科等がある病院で診察を受けましょう。病院に行けば、内服薬を用いたり、ヒアルロン酸を患部に注射したりするなどの治療をしてくれます。
でも、半月板が損傷している場合などは手術が必要になることもあります。
「手術なんて嫌だ」と思うかもしれませんが、半月板損傷は放っておくと「次第に関節が曲がらなくなり、筋肉も減っていき、最悪の場合は完全に膝が曲がらなくなる」という危険性があります。
膝が曲がらなくなったら嫌ですよね?あなたの膝の内側の痛みは半月板損傷が原因で起こっている可能性もありますので病院で診察を受けましょう。
ただ、すぐに病院で診察を受けることができない場合もあると思います。そんな時に膝の痛みを和らげる方法として「冷やす(アイシング)」「湿布を貼る」などがあります。
これらをすることで膝に起きている炎症を和らげて痛みを抑えることができます。もし、すぐに病院に行けない場合はそれらの方法で痛みを和らげるようにしましょう。
また、痛みを和らげる方法として「ストレッチをする」「サポーターをつける」などもあります。これらについて下に詳しく解説していますので、ぜひご覧ください。
膝の内側が痛い時に有効なストレッチを紹介!
では、膝の内側が痛い時に有効なストレッチを紹介していきたいと思います。原因を解説した時にも解説した通り、膝の内側が痛みには筋肉の硬さが関係していることもあります。
なので、ストレッチをして筋肉をほぐしてあげることで痛みを和らげる効果が期待できるんです。ストレッチとともにアイシングや湿布を貼るなどの対策をとればよりベターでしょう。
では、膝の内側の痛みを和らげるのに有効なストレッチ何個か紹介していきます。下の動画では3つのストレッチ法が紹介されています。
まず1つ目が “縫工筋” という筋肉のストレッチです。
うつぶせの状態になって伸ばす方の足を曲げす。 この状態で足を持って外側に開いていき30秒から1分キープしてください。
2つ目が “長内転筋” という筋肉のストレッチです。
仰向けに寝て伸ばす方の足を反対側の脚に乗っけます。 そして脚を開いていき、少し角度を変えるために反対側に乗せていた足を下ろしていきます。これを30秒から1分ぐらい行ってみて下さい。
3つ目が “半腱様筋” という筋肉のストレッチです。
椅子を用意していただきだいたい真横からやや斜め前に足をおきます。この状態で体をモモに近づけていきます。
この時につま先が外側に向いていると、モモの外側の筋肉や大腿二頭筋をストレッチすることになってしまうので、つま先はやや内側に入れて下さい。
そして背中が丸まらないように必ずまっすぐにしておへそをモモに近づけるようにします。この時のモモ内側が伸びている感じがすればストレッチできています。
次に紹介するのがももの前(大腿四頭筋)のストレッチです。
1:床に足を伸ばして座った状態でストレッチする方の足を曲げてお尻の下に持っていきます。
2:その状態で体を後ろにそらしていきます。
3:ももの前にストレッチを感じるので30秒から1分キープしてください。
最後に紹介するのがももの後ろにある筋肉「ハムストリング」のストレッチです。
1:床に座った状態でストレッチをする方の足を伸ばします。そして、片方の足裏を伸ばした方の膝にくっつけるようにしてください。
2:その状態で胸を張り、伸ばした方の足のつま先をつかむようにして前かがみになっていきます。
3:ももの後ろにストレッチを感じますので30秒から1分キープしてください。
膝の内側が痛い時はこのサポーターを使おう!
膝の内側が痛い時は、”膝が左右にブレたりグラついたりするのを防ぐ固定タイプのサポーター” や “血行不良からくる膝の内側の痛みを防ぐための温めるサポーター” を使用することをオススメします。
サポーターで固定すれば、可動域を制限することができるので、膝の内側の痛みは和らぐ可能性があります。
ただ、あくまで痛みを和らげることができるものになりますので、あなたの膝の内側の痛みを根本から解決するものではありません。
痛みが続く場合は病院の診察を受けるようにしましょう。下にいくつかのサポータを紹介しておきますのでチェックしてみてください。
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