小山明子の経歴や現在とは?旦那や子供は?歴代出演作品を紹介!
「大島渚を支えた妻・明子、別人格でも大好きだった名匠の晩年を語る」より引用
日本を代表する大島渚さんの奥さんであり、女優の小山明子さん。今回は小山明子さんの現在や、これまでの経歴、歴代出演作品、子供さんなどについてチェックしていきたいと思います!
小山明子の経歴とは?
名前 | 小山明子(こやま あきこ) |
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戸籍名 | 大島明子(おおしま あきこ) |
生まれ | 千葉県 |
出身 | 神奈川県横浜市鶴見区 |
生年月日 | 1935年1月27日 |
年齢 | 83歳(2018年現在) |
学歴 | 神奈川県立鶴見高等学校卒業 |
主な経歴 | 1955年(昭和30年) 松竹映画「ママ横をむいてて」デビュー作 2001年(平成13年) 小山明子事務所 設立 2008年(平成20年) 第25回日本文芸大賞エッセイ賞 受賞「パパはマイナス50点」 |
小山明子さんは1935年1月27日に千葉県で生まれました。育ちは神奈川県横浜市鶴見区です。1955年(昭和30年)に「ママ横をむいてて」で女優デビューを果たします。女優になるきっかけはスカウトだったみたいです。
スカウトされるということは相当お綺麗だったんでしょうね〜。そして、夫である大島渚さんとは「ママ横をむいてて」に出演したことで出会います。と言いますのも、この映画の助監督をしてたのが、のちに夫になる大島渚さんだったんです。
意気投合した二人は1960年(昭和35年)に結婚。小山さんは当時25歳という若さでした。結婚を機に松竹に所属していた小山さんは退社し、フリーで活動を始め舞台や映画などで活躍します。大島渚さんも映画監督として大活躍。大ヒットした名作「愛のコリーダ」や「戦場のメリークリスマス」などは大島渚さんが監督を務めたんですよ!ちなみに、「愛のコリーダ」には小山さんも出演しています。
文部大臣芸術選奨の紫綬褒章を受章したり、カンヌ映画祭監督賞を受賞したりなどすごい映画監督さんなんです。あと、小山さんはは息子さんが2人います。現在は長男が東京工芸大学准教授の大島武さんで、次男さんは元フジテレビディレクターで今はフリーでディレクターをしている大島新さんという方です。お孫さんも何人かいるようですね。
順調に映画監督として、女優としてキャリアを積んでいった二人。しかし、結婚してから36年目の1996年の2月にロンドンで大島渚さんが脳出血で倒れてしまいます。小山さんはこれをきっかけに女優業を休業し介護に専念します。
大島渚さんは小山さんの献身的な介護のおかげで、1999年に復帰しましたがまたも違う病で倒れてしまいます。そして、小山さんの献身的な介護もむなしく2013年の亡くなられています。
17年間もの間、介護生活を続けた小山さん。実は、この慣れない介護生活や不慣れな環境のせいで「うつ病」を発症しています。自身も病気と闘いながら介護を続けた小山さん…本当に大島渚さんを愛していたのでしょうね。
当時の介護生活のことを小山さんはこう語っています。
私が今、すごく元気で生きていられるのは、本当に大島のおかげとは思っています。大島が監督として素晴らしい作品を残して、映画祭やテレビで紹介されるたびに、私のところに話がくるわけじゃない? 今、私は全国で講演をしていますけど、それも大島の介護の話とか、それを通して考えた「終活」の話だったり……。大島のおかげで、私は今生きられるのよね。そう思えば、そこに感謝する気持ちが、当然出てくるんですね。結婚生活の3分の1は介護だったけど、それはけっして私にとってマイナスではなかったと思っています。
「大島渚を支えた妻・明子、別人格でも大好きだった名匠の晩年を語る」より引用
大島渚さんが2度目の病に倒れた時にはほとんど別人格になってしまったそうです。しかし、そんな状況でも介護を続けられたのは「彼は尊敬できる人」だっていうのがあったからだそうです。二人の絆は相当かたいもので結ばれていたんですね。
それを象徴するのが、大島渚さんの最後の場面。二人の最後はこのようなものだったみたいです。
最後に私が手を握って、「私のこと好きなら手を握り返して」って言ったら、ほんとに最後の最後に手を握り返してくれました。もう他のことは全部飛んで分からなくなっていたんですけれども、私の最後の言葉はちゃんと届き、聞いてくれたんです。人間っていろんなことが駄目になっても、絶対に心は生きていると思います。
「大島渚監督を妻として支え続けた女優 小山明子さん(82)」より引用
いや〜二人の愛はすごいですね…ちょっと泣きそうになりましたが。でも、ふと思ったのが昨今の「不倫問題」です。日本は今のままで大丈夫なんですかね…この二人のように本物の愛を育めなくなってしまったのでしょうか?ちょっとこの先の日本が心配になっちゃいました。
話が逸れましたが、こんな壮絶な人生を経験した小山さんは現在、小山明子事務所を設立し介護をテーマにした講演会の講師や情報番組のコメンテーターを務めたり、本を出版したりしています。女優業よりはそれらの活動を主にしているみたいです。
小山明子の本をご紹介!
そんな小山さんが出版した本をちょっと紹介させていただきます!興味のある方は是非読んでみてください。
Amazon :「小山明子のしあわせ日和―大島渚と歩んだ五十年」より引用
Amazon :「パパはマイナス50点 介護うつを越えて 夫、大島渚を支えた10年 」より引用
歴代出演作品をご紹介!
では、最後に小山明子さんのこれまでの歴代出演作品をご紹介します!出演作が多すぎて全てを紹介するのは無理なので、一部をご紹介しますね!
愛のコリーダ (1976年) |
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断崖に立つ女 (1960年) |
女番長ブルース 牝蜂の挑戦 (1972年) |
インターミッション(2013年) |
花と果実 (1967年) |
夫婦合唱 (1959年) |
続々禁男の砂 赤いパンツ (1959年) |
戦後最大の賭場 (1969年) |
夏の妹 (1972年) |
あかんたれ (1976年) |
珠玉の女 (1992年) |