岡みちの夫、岡潔(天才数学者)の経歴や学歴とは?家族や子供はどんな人?
Naverまとめ :「もはや変人の域!天才数学者【岡潔】天才ゆえの奇行と思考とは。」より引用
世界中の数学者が解けない難題を解いた、日本を代表する数学者の岡潔さんという方をご存知でしょうか?私も最近知ったのですが、調べてみると奇行ぶりや変人ぶりなどがすごかったのでちょっとまとめてみました!
岡潔さんのwikiプロフィールや経歴・学歴、結婚歴や家族である奥さん、子供などについてチェックしていますので、ぜひ最後までご覧ください!
天才数学者岡潔のwikiプロフィール
名前 | 岡潔(おか きよし) |
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出身 | 大阪府大阪市 |
生年月日 | 1901年4月19日 |
年齢 | 76歳没 |
学歴 | 柱本尋常小学校 卒業 和歌山県立粉河中学校 卒業 京都帝国大学理学部 卒業 |
主な経歴 | 1929年 京都帝国大学理学部 助教授就任 1929年 フランスの「ソルボンヌ大学ポアンカレ研究所」へ留学 1932年 広島文理科大学 助教授就任 1969年 京都産業大学理学部 教授就任 1951年 日本学士院賞 1954年 朝日文化賞 受賞 1960年 文化勲章 受賞 1961年 橋本市名誉市民 受賞 1963年 毎日出版文化賞 受賞 1968年 奈良市名誉市民 受賞 1973年 勲一等瑞宝章 受賞 1978年 従三位 受賞 |
天才数学者岡潔の学歴や経歴とは?
岡潔さんは1901年4月19日に大阪府大阪市で生まれました。天才数学者として世界で名が知られている岡潔さんですが、数学に興味を持ったきっかけは「和歌山県立粉河中学校」に在学していた中学3年生の時に「クリフォードの定理」というものを知ったことだったらしいです。
…「クリフォードの定理」ってなんだ?という感じですよねw私もわからないので一応調べてみました。「クリフォードの定理」とはイギリスの数学者であるクリフォードという方が発見したものらしく、岡潔さんはクリフォードさんの数学書の翻訳書を読んでそれを知ったんだとか。
そして、岡潔さんは「クリフォードの定理」を解くために2ヶ月くらいそれだけに没頭したんですって。2ヶ月って…驚異的な集中力と意欲関心ですね。「馬鹿と天才は紙一重」と言いますが、まさにこのことのような気がするw
一つの問題だけに没頭したこの時のことを岡潔さんはこのように語っています。
・・・大分変わった本だったが,わからないところがおもしろくて読みふけった。その中で一つだけ非常に印象的なものがあった。それは「クリフォードの定理」で,奇数個の直線は円を決定し,偶数個の直線は点を決定し,直線の数をいくら増やしてもそれは変わらないといった定理だったが,これがいかにも神秘的に思えた。・・・どうにも気になり,本当にそうなのかやってみようと図を描き始めた。すると実に大変な手間で,直線をだんだん増やして七本のところまで描くのがせいいっぱいだった。三学期のはじめから期末試験が始まるまで描き続けていたので,二ヶ月ほどクリフォードの図ばかり描いていたことになる。しかし,いま思うと,これが私に数学の下地を一番つけてくれたのに違いない。
「岡潔のことば」より引用
本人曰く、数学者としての基礎を身につけてくれた経験だったようです。しかし、2か月も一つの問題を解き続けるって…私だったら3時間で諦めますねwww
ただ、この時に数学に興味を持ったのは事実らしいのですが、大学では「京都帝国大学理学部」に入学しています。この時には物理学者を目指していたそうです。しかし、2年生に進級する時には「やっぱり数学者になろう」と思い、数学志望に変更しています。
数学に明け暮れながら大学時代を過ごした岡潔さんは卒業後、「京都帝国大学理学部」の講師になります。その約4年後の1929年には助教授に出世し、フランスの「ソルボンヌ大学ポアンカレ研究所」というところへ留学します。
このフランス留学中に「世界的数学者」と言われるようになるルーツに出会います。それが「多変数函数論」です。「多変数函数論」ってなんだ…?という疑問は忘れてください。私も同じように疑問に思いましたが、難しすぎてまとめることができませんでした。とりあえず、数学の理論ということだけ頭に入れておいてくださいwww
まぁ、そんなこんなで岡潔さんはフランス留学中に出会った、数学の理論である「多変数函数論」を生涯の研究分野にしようと心に決めたわけです。そして、その理論の中にまだ解決されていない問題が3つあったんですね。
解決されていないということは、世界中の数学者が解けなかった問題ということでもあるのですが、岡潔さんは敢えてこの問題に挑戦することにしました。
しかし、世界中の数学者が解けていないほどの超難しい問題だったので、さすがの岡潔さんも手も足も出ませんでした。それでも岡潔さんは諦めずに昼夜関係なくその難問に挑戦し続けたそうです。すると、ある日の朝、いつものように椅子に座っていると突然ひらめいて、その難問を解くカギである「上空移行の原理」というものを発見します。
これを見つけた岡潔さんはその後、20年をかけてその難問を解いちゃいました。世界中の数学者が解けなかった問題を解いてしまったことで一躍世界中に名前が知れられるようになり、その功績を讃えられた岡潔さんは「文化勲章」「日本学士院賞」など数々の賞を受賞します。
その難問を解いたことがあまりに凄いことだったらしく、ヨーロッパ数学者たちは「オカ・キヨシ」を最初は日本の若い数学者の集団ではないかと疑っていたんだとかwww
でも、それだけ凄いことを成し遂げたほどの天才だったので、なかなかの変人だったらしく奇行が目立っていたんだとか。その奇行ぶりをちょっと紹介します。
「夏でも長靴を履いていた。暑いので冷蔵庫で長靴を冷やすのが好きだった」
「3年間1度も歯を磨かなかった」
「外にいる時に良いアイディアが思い浮かぶと、石や木で道端に数式を書いて計算を始めた。長い時では2時間ぐらい道端で計算し続けた」
「タバコとコーヒーが大好き」
などなど、数々の奇行伝説を持ってらっしゃいます。それだけ周りのことを気にせずに数学だけに没頭したからこそ、人間業とは思えないような偉業を成し遂げちゃったんでしょうね〜。
ちょっと変人ぶりを紹介してしまったので、「変な人なんだなー」と思ってしまったかもしれませんが、意外とカッコ良い名言を残しているんですよ!ちょっと紹介します!
全くわからないという状態が続いたこと,その後に眠ってばかりいるような一種の放心状態があったこと,これが発見にとって大切なことだったに違いない。種子を土にまけば,生えるまでに時間が必要であるように,また結晶作用にも一定の条件で放置することが必要であるように,成熟の準備ができてからかなりの間をおかなければ立派に成熟することはできないのだと思う。だからもうやり方がなくなったからといってやめてはいけないので,意識の下層にかくれたものが徐々に成熟して表層にあらわれるのを待たなければならない。そして表層に出てきたときはもう自然に問題は解決している。
「岡潔のことば」より引用
これは数学で様々な発見をした経験からの名言です。「諦めれば終わり」とも捉えることができますね!
いま,たくましさはわかっても,人の心のかなしみがわかる青年がどれだけあるだろうか。人の心を知らなければ,物事をやる場合,緻密さがなく粗雑になる。粗雑というのは対象をちっとも見ないで観念的にものをいっているだけということ,つまり対象への細かい心配りがないということだから,緻密さが欠けるのは一切のものが欠けるということに他ならない。
「岡潔のことば」より引用
あまりの奇行ぶりに人のことを何も考えなし人だと思ったら、思いやりの心を持つことを大事だと言っています。なるほど〜。何をするにしても、まずは人としてきちんとしてないと偉業などを達成することはできないということなのでしょう。
岡潔は結婚して家族や子供はいるの?
実は、岡潔さんは「岡みち」さんという方と結婚しています。
Naverまとめ :「もはや変人の域!天才数学者【岡潔】天才ゆえの奇行と思考とは。」より引用
(※一番左にいる女性が岡みちさんで、その隣にいる男性が岡潔さん)
子供も長女・次女・長男の3人いたようです。次女である松原さおりさんは「数学する人生」という岡潔さんの本の刊行記念でインタビューを受けてらっしゃいます。
そのインタビューでは、岡潔さんは父親としてとても優しかったということを語っています。あと、松原さおりさんは数学が嫌いらしいですよw
また、奥さんである岡みちさんは、岡潔さんに相当苦労をかけられたみたいで、その人生がドラマ化されるみたいです。タイトルは「天才を育てた女房」。
今では数学者として認めれている岡潔さんですが、結婚したことはほとんど世間から認められていなかったんだとか。なので、収入もわずかしかなく家計は火の車だったんですって。そんな状況でも夫を信じて支え続けたのが奥さんである岡みちさんだったらしいですよ。
「天才を育てた女房」は2月23日(金)の夜9時に放送を予定しています!奥さんの岡みちを演じるのは「天海祐希」さんで、夫の岡潔を演じるのは「佐々木蔵之助」さんです!豪華なキャストが揃っていますし、面白そうですね!興味のある方は、ぜひ見てみてください!